第八章:住宅ローン・団信そして離婚

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これまでのお話

こんにちは、餅つき名人です!!

妻の夢をかなえるために家を買うことになりました。家を買うならモデルルームだと地元である千葉県のモデルルーム行脚を開始します。ところが千葉県の新築マンションが想像以上に価格が高く、これなら都内のほうがいいと都内のモデルルーム行脚に切り替えました。

しかし都心のマンション価格のあまりの高さに打ちのめされます。そして東京23区の東側に活路を求めていくのですが、それでも我が家の収入では買えない価格帯ばかりでした。こうして物件の絶対額を抑えるために中古マンションを、ランニング費用を抑えるために一戸建てを視野に入れて物件選びを仕切り直していきますが、一戸建ては夫婦二人には時期尚早と判断し中古マンションに狙いを定め物件探しを続けます。

並行して不動産コンサルタントへの相談やインターネットでの情報収集、関連書籍の購読も開始し徐々に知見を深めていきました。

ただ夫婦仲は既に崩壊しており、妻のために始めた家探しの理由がなくなっていました。なぜ家探しを続けているのか?そう思いながら物件探しをしていました。もしかしたらこの家探しの旅が終わるときが夫婦関係が終わることになることを無意識に悟っていたのかもしれません。

そしてなんとか妻の実家近くの中古マンションを購入することが決まりましたが一安心とはなりません。マンション購入は事務手続きが山のようにあるのです。そして運命の日がやってきます。

住宅ローンどれにする?

誰もが悩むように我が家も変動金利と固定金利(フラット35)で悩みました。特に固定金利が現在のように1.25%という驚異的な金利ではなかったのでなおさら悩みました。2016年3月のいま住宅ローンを選ぶなら迷わず固定金利(フラット35)を選んでいたと思います。

変動金利だったら

ここに至るまでに新築マンションでいくつもの銀行の事前審査を受けており変動金利を借りるなら千葉興業銀行と決めていました。金利は0.675%と他行と比較しても引けを取らず、何よりもガンと診断されたら住宅ローンがゼロになる特約が標準でついてくることに惹かれました。

ガン特約は他行でもあるのですが金利が上乗せされてしまいます。またSBI住信のように標準でついてくる場合も住宅ローンがゼロになる条件がガンと診断されたらではなく、より厳しい状況(ほぼ死亡)にならないと適用されないのです。

その点で千葉興業銀行の場合は「ガンと診断=住宅ローンゼロ」となるので安心感が違いました。

固定金利(フラット35)だったら

フラット35は金利は最低金利の銀行で手数料が最も安い銀行を選ぶ必要があります。手数料だけで言うと優良住宅ローンが最安値なので、優良住宅ローンで申し込みをしようとしましたが欠点が1つだけありました。

私が購入するのは中古マンションなので決済の際は売主と買主をはじめ司法書士や互いの仲介業者など関係者が一堂に会して手続きをする場所が必要となることが発覚したのです。銀行であれば支店が各地にあるので場所を提供してもらえるのですが、優良住宅ローンは支店がないため貸し会議室など場所を自分で用意することになるのです。この点に限れば優良住宅ローンなどネット銀行は中古取引には向かないかもしれません。

この1点は完全に盲点でした。新築マンションであれば売主が全て処理してくれるので場所など必要ないので気づきませんでした。運悪くこの時期は仕事が激務で貸し会議室を用意する手間すら惜しい状況だったこともあり、仲介業者の紹介で手数料が半額になるりそな銀行を第1候補としました。いま冷静になって考えれば双方の仲介業者のオフィスを借りれば事足りたのです。

またりそな銀行は9割融資のフラット35を補うため残り1割をりそな銀行の住宅ローンを使える仕組みがあったのも選択した理由の1つです。資産運用に回すキャッシュの流出を抑え住宅ローン控除を多く受け取るためにも重要な点でした。

固定金利(フラット35)に決める

毎日のように生涯キャッシュフロー表でシミュレーションを繰り返し、悩みに悩みました。この過程で固定金利のメリットである先々の支払いを確定できるという点が思った以上に重要だと気づきます。変動金利だと希望や憶測でしかキャッシュフロー表が作成できないのです。

さらに家計の状況も固定金利を後押ししました。妻がパート勤務が限界なうえに浪費家なので万が一の金利上昇リスクは100%排除しなくてはならなかったからです。金利が上昇した瞬間に我が家は破産してしまうのです。変動金利の支払額の低さは相当な魅力でしたが固定金利(フラット35)に決めました

ただ離婚したとたんに変動金利のほうがよかったと後悔しました。独身であればキャッシュフローに問題はなくなるからです。金利上昇のリスクが取れますし、住み替えも検討しているのですからなおさらです。

※住宅ローンの選び方について記事を書いています。

住宅ローン比較:変動金利と固定金利どっちにする?
結論は「住宅ローンは固定金利が原則。固定金利で支払えないような金額の物件を購入してはいけない。」です。買い替え前提の方以外は変動金利の誘惑に負けず冷静に固定金利を選ぶべきだと思います。

団信に入るか入らないか

民間の銀行だと金利に含まれている団信がフラット35では別途必要となり追加費用としてかかってきます。団信の支払い額を抑えるために収入保障や生命保険で代用することもできます。

団信に入ると約300万円もの追加出費となります。一方の収入保障は保証額が徐々に減っていく漸減式のものだと約180万円の支払いで済みます。収入保障で決まりだと思ったのですがそうは問屋が卸しません。収入保障は最長でも65歳までなのです。

私の年齢では65歳以降も住宅ローンを支払う必要があるので65歳以降に私が死亡するとまずいことになります。前回の記事で書いた通り妻は年金がもらえません。さらにパート勤務が限界の妻が住宅ローンを支払うことは不可能であり、私に万が一のことがあった場合は生活すらままならなくなります。

団信に入るしかないと決めた矢先に勤務先の団体保険のパンフレットを目にし、衝撃を受けました。漸減式のように自分で受取金額を減らすことで65歳までの支払額が100万円以下で済むのです。しかし冷静に考えれば65歳以降のリスクは残ったままなので団信がベストなのですが、当面の支払額の安さに心を奪われて会社の団体保険を団信の代わりとすることにしたのです。

すでに矛盾した決定を下しているのが良く分かります。当面の支払額の安さを気にするのであれば変動金利にすべきなのです。フラット35にしたら35歳以上の年齢では団信しか選択肢はないのです。目先の安さに心を奪われて完全に判断ミスをしました。

この矛盾した決定のまま手続きを進めてしまったことで、マンションを買った後も借り換えで右往左往することになるのです。

妻の年金確保

何度も記述している通り妻は年金をほとんどもらえません。そのため追納できる分は追納し、さらに民間の積立年金に加入することにしました。妻向けの年金の準備が必要だったため前述のように団信ではなく会社の団体保険にしたのです。

妻が放棄してきた社会的責任を私がとることに不満を持つのは私に甲斐性がないからなのか、毎日悩んだことを思い出します。妻と一緒にいると我が家は遅かれ早かれ破産することがほぼ確実でした。それでも添い遂げる覚悟はあるのか自問自答の日々でした。

そしてそんな私の心の苦しみが妻に接する態度に出てくるようになっていきます。もう夫婦関係は終わっていたのだと思います。

最後のデート

冷え切った夫婦関係ではありましたが最後の希望をかけてディズニーシーに行きました。妻も同じ気持ちだったと思います。しかし夢の島の力を借りても夫婦の愛情を元に戻すことはできませんでした。

もう一緒にいる気持ちになれなかったのです。ただこの隣にいる人に親愛の情を抱くことができなかったのです。そして互いにその気持ちは同じだったらしく、どこかよそよそしいかみ合わないまま一日を終えました。

離婚が決まった夜

ディズニーシーに行った数日後にかねてから予約していた人気の焼き肉店に行きました。酒を飲みながらいつものように狂ったセリフを繰り返す妻に辟易していました。「私は貴方を一生好きにならない」「貴方は井の中の蛙よ」「私の中ではあなたは人間ではない」などなど風と共に去りぬに出てくるような名言がロースターから立ち上る煙の向こうから聞こえてきます。

もはや人間の発する言葉ではありませんでした。狂人や畜生の類が発する言葉でした。このような言葉を発することに何のためらいもないのですから。

さらに妻は契約したマンションの一番広い部屋を自分の部屋として提供するように要求してきました。そこに籠って一人で生活したいとのこと。必死になって金策に明け暮れ働いている私は狭い部屋で十分だと言うのです。もう駄目だと思った瞬間でした。いまでも鮮明に覚えています。

焼き肉店から帰宅したあともだらしなく缶チューハイを飲んでいる妻に「いまの浪費を続けていてはマンションを買った後は家計が持たない。努力するがたぶん状況は好転しない。いつか破産すると分かっている人生を歩むのは精神的に辛い。あなたはこの状況を理解し受け入れる覚悟はあるか。」と問いかけました。

妻からの返答はこんな一言でした。「意気地なし。マンション買うの止めればぁ?

さすがの私も堪忍袋の緒が切れました。意を決して「離婚しよう」と伝えたところ、「諦めるの意外に早かったね。絶対に離婚しないと言っていたあなたの信念も、あなたと同じように大したことなかったわね。」との返答。妻の嫌がらせに私が屈した結果となりました。

その後は罵倒大会でした。お互いに傷つけあう言葉を浴びせあい、最後に妻が結婚生活で家計に入れた金額と同額を引っ越し費用として妻の顔面めがけて投げつけ夫婦関係は終了しました。

しかし妻の名言はまだ終わりません。離婚を決めた後のこの一言「契約したマンションを買わないで済むからよかったじゃない。」に私は愕然とします。妻は契約という行為が社会的にどのような責任を負うことになるのかを理解していなかったのです。

契約破棄した場合、契約時に払った手付金200万円は放棄することになります。そしてこの200万円は離婚した夫婦の双方が負担することになるかもしれないのです。離婚後の引っ越し代すら用意できず私に無心してくるくらい無一文の元妻も100万円を負担することになることが分かっていないのです。

もう先ほどのまでの怒りは冷や水をかけられたかのように収まっていました。人間がこれほどまでになってしまうことを思いやると何もかもすべてが虚しくなったことを覚えています。

契約解除するか、しないか

前述の通り契約解除をすると契約金200万円を失います。しかし引き続き今住んでいる賃貸マンションに住むことができます。キャッシュフロー的にも200万円を捨てても賃貸にとどまった方が最終的には断然有利です。

離婚が決まった以上、元妻の実家近くのマンションを購入する義理もありません。新しい人生を歩むためにも契約解除をするのが100%正しい判断です。

しかし引き渡しの日を数日後に控え売主さんは精算手続きを終えています。いままでお世話になった仲介業者のAさんにも申し訳が立ちません。そもそも無一文の元妻に半額の100万円を請求しても支払われる可能性はゼロです。最終的に私が負担することになるのは目に見えています。

私にとっては200万円は大金です。一生懸命に貯めたお金です。例え正しい判断だとしても感情的に受け入れられませんでした。また年齢的にも住宅ローンを組めるギリギリの年齢でした。ここまで来たら1回くらい不動産を購入してみたいという興味もありました。

悩みましたが最終的に契約解除はせず独身生活を元妻の実家の側からスタートすることに決めました。

本日の終わりに

今振り返れば元妻が最初に離婚したいと言い出した時に素直に応じていればこんな苦労はしないで済んだのだと思います。私と元妻はもともと水と油だったのです。適応障害と幼少期のトラウマを抱えた女性が、合理的で脳みそが筋肉で他人に興味がない無神経な男と結婚したのですからうまくいくはずがありません。

元妻に対してもう少し寄り添った接し方があったんだろうなという反省はありますが、遅かれ早かれ離婚するのは間違いなかったので後悔はないです。幸いなことに元妻も離婚の原因は私にあると主張しており、お互いに相手のせいにすることで無駄に傷つかず綺麗に離婚できましたのは不幸中の幸いと言えるでしょう。

元妻がもしこのようにブログを書くなら私の至らない点が山のように列挙されるでしょう。元妻が家を出ていく最後の捨て台詞「あなたはきちんとした大学を卒業し、きちんとした仕事をしているのに、頭がおかしいわよ」が元妻の私に対する評価の全てだと思います。

こんな台詞を面と向かって言える頭も十分にイカレテいるとは思います。元妻の家族からの話をつなぎ合わせると元妻は発達障害だったのかもしれません。発達障害の症状が元妻の言動とぴったり一致するからです。

また私の父に元妻を初めて紹介したときに父が「この女性は何かおかしい」と疑念を抱いていたそうです。具体的には記述しませんが様々なピースが暗示していたそうです。そのため私たちの結婚に反対をしていたことを後になって知りました。自分の人の見る目のなさにつくづく嫌気がさします。

さて今回はかなり脱線してしまいましたので次回はきちんとマンション選びの奮闘記を書き進めます。ネタはリフォーム業者選びです。

それでは今日はここまで、本当にお疲れさまでした!!

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