初心者がモデルルームに行く必要がない6つの理由

モデルルーム

本日のご挨拶

こんにちは、餅つき名人です!!

今日は初心者が不動産探しの第一歩としてモデルルームに行くべきではないという主張をしたいと思います。それではしばらくの間おつきあいください。

1.モデルルームはお客のためのものではない

一言で言えばこれに尽きます。モデルルームはお客ではなく業者のために作られています。表現を変えればお客を狩るための狩場です。自分は狩られないと思っているお利口さんほど餌食になります。また自分は大丈夫でも同伴者が罠にかかると結局は自分も餌食になります。

モデルルームはプロが計算しつくした巧妙な罠が満載です。私は善良で小心で見栄っ張りな会社員なので何度も餌食になりかけました。営業のプロを侮ってはいけません。

分かりやすい罠の例を挙げます。張り出されている薔薇のマークです。薔薇のマークが多くついているとそのマンションが人気物件でいますぐ購入しないと売り切れてしまうような錯覚をいだかせます。しかし実はそうではないのです。

新築マンションのパンフレットの写真を撮っているカメラマンが知り合いにいます。彼から多くの裏話を聞きました。

よく言われているように薔薇のマークは信じてはいけないとのことです。要するに業者は自分たちが売りたい部屋をお客に押し付けているのです。試しに薔薇のマークがついた部屋以外は買わないと主張すると不思議なことに先客がキャンセルしてくれるのです。

彼曰く「モデルルームで開示されている情報の多くが売主の都合のいい情報に加工されている。」とのことです。非現実的な想定賃料もその一つだそうです。あんな賃料で貸し出せるならデベロッパーは販売ではなく賃貸で稼げばいいのです。

繰り返しになりますがモデルルームはお客ではなく業者のためのものです。だからモデルルームに行く必要はないのです。

2.営業マンはお客の幸せなど考えていない

営業マンをはじめモデルルームにいる全ての人がお客の幸せなど考えていません。彼らの目的はただ一つ「マンションを売り切ること」です。そんなの当たり前じゃないかと言われる方は多いと思います。ただ彼らの執念はすさまじいので善良な方はあっという間に餌食になる可能性が高いのです。

「狭小住宅」という小説がありますのでぜひ読んでみて下さい。営業マンが客をどう見ているのか描かれています。ただのATMだとしか見ていません。ここで私がモデルルームで経験した印象深かった営業マン語録の一部をお伝えします。

「この部屋は他に希望している方がいます。その方に迷惑なので今すぐ決めてください。」
(2か月後でも絶賛販売中)

「ご主人の価値観をひっくり返して差し上げます。」
(この後一番価格の高い部屋をゴリ押し)

「こんな安い部屋は貧乏人が買うものですよ。」
(目玉住戸の抽選を希望したら)

「この物件周辺の戸建ては1億円はしますよ。」
(建設地の隣に3,980万円の新築戸建ての看板が)

「近くの三井不動産分譲のマンションは中古に出ても1週間で売れてしまいます。我が社のマンションも同じですから安心してご購入下さい。」
(倒産歴があるゾンビ企業の営業マンが業界No.1のブランドマンションと同列に語る)

「周辺のマンションは新築時には7000万円は下りませんでしたよ。我が社のマンションはそれよりお買い得なのです。」
(震災後に40%引で投げ売りされ、中古市場でさらに値下がりしているマンションを指差して)

「マンションを購入して初めて一人前の大人になるのです。」
(その営業マンは賃貸住まい)

「何のためにマンションを買うのですか?奥様の笑顔のためではないのですか?」
(周辺相場から遥かに割高な価格表を手になぜか怒り顔で)

「目の前の建物とお見合いの部屋を買うなんて頭がどうかしてますよ。」
(隣で別の営業マンが客に猛プッシュ中)

「私たちは詐欺師ではありません。」
(初対面の1分後に)

「タクシー代を出しますから安心してください。これから重要事項説明を始めます。」
(日曜21時のモデルルームで)

こんな人たちと何千万円もする買い物の相談をするのは危険です。泥棒を家に招き入れるようなものです。彼らと話をしなくても該当の物件が買ってよいかは判断できます。不動産のプロはモデルルームなんかに行きません。だからモデルルームに行く必要はないのです。

3.モデルルームを見ても物件の周辺環境はわからない

当たり前のようで実は忘れていることです。私は不動産を探し始めたころはモデルルームに行けば営業マンが情報をすべて開示してくれて物件に関する全てが分かると思っていました。

ところがモデルルームは巧妙に周辺環境の欠点を隠しているのです隠しきれない欠点は重要事項説明ではじめて開示されますが、重要事項説明は購入意思が固まっている段階で行われるものでなおかつ長時間かかるためお客は欠点を過小評価することになります。なにか意図的なものを感じます。

実際に建設地の周りを歩くとモデルルームでは得られない生の情報がたくさん手に入ります。本当に気になる物件があるなら朝・昼・晩と歩いてみて下さい。現地に行かなくてもgoogleのストリートビューでも結構です。ほとんどの場合でモデルルームに行く前にその物件が検討対象から外れると思います。だからモデルルームに行く必要はないのです。

4.物件の本当の価値はモデルルームではわからない

モデルルームで提示される物件の価格はその物件を作ったデベロッパーが売りたい価格です。価格を決めるのは本人(売主)です。しかしお客に販売された後は物件の価格は市場が決めます。価格を決めるのは他人(中古の買主)なのです。

つまり売られている物件の本当の価値はモデルルームでは分からないのです。インターネットが発達した現在では新築物件の販売価格はすぐに分かりますし、おおよその市場価格(=本当の価値)も調べることができます。だからモデルルームに行く必要はないのです。

5.モデルルームは実際の部屋ではない

モデルルームで案内される部屋は有料オプションと家具で盛大にお化粧されています。総額で500万円以上はするそうです。また3LDKを2LDKにしてリビングを意図的に広く見せるなど根本から整形していたりします。

そしてモデルルームに憧れて購入したお客は内覧の際にすっぴんの部屋を見てこう言うのです「どちら様ですか?」と。ファッション誌のモデルの写真をフォトショップで加工するようなものです。

モデルルームはお客に夢を見させる場所であり罠なのです。モデルルームの部屋はお化粧と美容整形と香水でお客の感覚を麻痺させます。そもそもモデルルームはサンプルなのです。実際の部屋ではありません。結婚式でよく配られるカタログギフトでがっかりした経験は誰にもあると思います。

実物を見ないで下した決定に後悔はつきものです。だからモデルルームに行く必要はないのです。

6.モデルルーム訪問は有意義な時間ではない

モデルルーム訪問をすると往復の時間なども含めれば3時間ほどかかります。3時間の価値をどのように考えるのかは人の価値観次第だとは思います。個人的には休日の3時間は貴重です。勉強もできます、ジムでトレーニングもできます。読書もできます、映画も見れます。草野球の1試合が楽しめます。

インターネットで調べれば15分程度でその新築物件の適正価値が分かります。そして該当の物件が買ってよいかが判断できます。だからモデルルームに行く必要はないのです。

本日の終わりに

「モデルルームは楽しいよ、怖いところでもないし、勉強になるよー。」という意見もあると思います。その一面を私は否定しません。ただモデルルームを楽しむにはある程度のリテラシーが必要だと感じています。そうしないと冷静な判断ができないからです。

その前提となっているのが「不動産業者は詐欺師同然」という確信です。営業の仕事をしている人なら分かるでしょう。顧客の幸せを祈りながら商談をしていますか?舞い上がっている顧客に冷や水をかけて冷静にさせますか?

偏見かもしれませんが物件探しの初期にモデルルームを訪問することに対してポジティブな意見を言う人は最低でもセミプロレベルの人です。何もわかっていない不動産探しを始めたばかりの素人が彼らと同じ感覚でモデルルームに行くということは「プロ野球の試合に素人が出場するようなもの」です。その結果は想像に難くありません。

ただ完成済物件が見れる建物内モデルルームには我慢してでも行ったほうがよいと思います。そして竣工前のモデルルームと素の部屋を見比べてください。新築の実物を見る経験は中古物件を見る際の役に立ちます。特に完成済のタワーマンションは滅多に見る機会がないので必ず行くべきだと思います。

なお、しつこく厄介な営業マンは購入意思はないときっぱり断ってください。彼等も見込みのない客は相手にしません。遠慮なく断って下さい。もし後日にその物件を購入したくなったら彼等は気持ちよく対応をしてくれます。彼等にとって大切なものは契約(ノルマ達成)だからです。

それでは今日はここまで。最後までお読みいただき本当にありがとうございました!!

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2017.09.17








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