ゴミは取れるが汚れは取れない ルンバ i7

はじめに

こんにちは、餅つき名人です。なんでこんなペンネームなのかは内緒です。

私はマンションよりも家電が好きです。特にテレビが好きでブラウン管、液晶、プラズマ、有機EL、プロジェクターと数々のテレビを購入しています。中でもPIONEERのプラズマテレビ(KURO)は2台、SONYの有機ELテレビ(XEL-1)は3台購入しています。

私がどれだけ家電好きかはわかる人にはわかっていただけるかと思います。これまでの人生でテレビだけで400万円以上は散財しています。その他にもデジカメ、HDDレコーダー、炊飯器、掃除機、AVアンプ、スピーカーなど興味が湧いた家電はお財布が許さなくても購入してきました。もちろん自腹です。

このカテゴリ「家電レビュー」では家電メーカーに飼いならされた家電ライターや家電芸人では書けない本当のレビューをお届けします。もちろん、巷に氾濫するアフィリエイト狙いの絶賛しかしないレビューとも異なります。容赦無く「絶対買ってはいけない」と酷評します。

それでは、短い時間ですがお付き合いいただければ幸いです。

>> 絶対買ってはいけないと酷評された家電。この家電を絶賛しているブログは要注意です。

絶対買ってはいけない BALMUDA The Gohan

2017年3月12日

本日の家電

Twitterで告知してから数ヶ月の間が空きましたが、今回レビューするのはロボット掃除機の筆頭ルンバ i7です。

ルンバはすでにロボット掃除機の代名詞であり多くの愛用者がいる人気の家電ですが、今回のルンバ i7は「ルンバ史上最も賢い」とメーカーが断言するほど気合の入ったシリーズです。

「ルンバ利用前とルンバ利用後では人生が変わる」「ルンバのない世界ではもう暮らせない」など数多くのファンを生み出している当機種が本当にそれだけの価値があるのか早速レビューしてみます。

購入を決めた背景

過去にロボット掃除機の派生商品であるブラーバをレビューしましたが、今回はついに本丸のロボット掃除機を購入しました。ブラーバがあるのにも関わらずなぜルンバを購入したのか気になる方もいるはずです。

全部屋ワンストップで掃除できない

ブラーバ380jのレビューで指摘している通りです。ブラーバは掃除範囲が狭いので1回の動作で全部屋を掃除できません。

以前住んでいた錦糸町のマンションだと25畳のリビングを掃除するのに2回、洋室2部屋で2回、廊下で1回、計5回もブラーバを動作させる必要があります。

しかもその都度、ブラーバを手で掃除させたい場所に移動させないといけないのです。これでは手動でクイックルワイパーをかける手間と大差ありません。

ゴミや埃が除去されない

ブラーバのレビューで指摘していませんが、ブラーバの最大の欠点はゴミを吸い込まないことです。ブラーバは雑巾掛けなのでゴミや埃が雑巾に付着したまま掃除を続けてしまいます

そしてブラーバは機械なのでこびりついたゴミや埃などお構いなしに拭き掃除を続けます。そうするとこびりついて固まりとなったゴミや埃が部屋の壁際にこびりつくことがあるのです。ブラーバは壁に激突してはじめて方向転換をする設計なので激突の衝撃や旋回作業でどうしてもゴミや埃が壁際にこびりつくのです。

結局、ブラーバでは役不足だった

以上の理由からブラーバはお掃除ロボットとして役不足でした。そこで、ブラーバのレビューでルンバを買っておけばよかったと書いていたリベンジとしてルンバ i7を購入したのです。

>> ブラーバのレビューはこちら

自分でやる掃除は卒業。 床拭きロボット ブラーバ380j

2017年2月12日

使ってみて感じたこと

Good:やることはボタンを押すだけ

ルンバ i7の最大の価値はこれに尽きます。買ってから箱から出してアプリで設定を済ませたら掃除の際にやることはボタンを押すだけです。それだけで部屋中を掃除してくれます。

しかも次項で指摘するように全ての部屋を掃除してくれるのですから何も言うことはありません。後述しますが価格さえ無視すれば、一家に一台あって良い逸品です。

Good:全ての部屋を1回で掃除してくれる

ブラーバの最大の不満がルンバでは解消されます。各部屋のドアさえ空けておけば1回の掃除で部屋中を掃除してくれるのです。もちろんトイレや洗面所もです。

外出する際にボタンを押しておけば、帰宅すると床のゴミが綺麗になっているのですから最高としか言いようがありません。

しかも「ルンバ史上最も賢い」のキャッチコピーは伊達ではなく、当初はゴミの取りこぼしがありましたが、徐々にゴミの取りこぼしが減って掃除の質が向上しているのです。

Good:埃は確実に除去される

ボタンを押すだけで全ての部屋を掃除してくれるのは最高ですが、肝心の吸塵能力、つまりどれだけゴミや埃を除去してくれるかは別の話です。

しかし、最新機種であるルンバ i7であれば吸塵能力は問題なしです。さらにその精度も相当なものがあります。壁際や部屋の角のゴミや埃もしっかりと吸引してくれ、満杯になったダストボックスを清掃する際にその吸塵能力を実感することができます。

なお、ルンバを使うようになってから床に落ちている髪の毛を見なくなりました。自分の髪の毛とはいえ床に落ちたら単なるゴミですから、髪の長い女性であればルンバのありがたさは一層増すでしょう。

要は手動・自動を無視しても、掃除機として十分な能力があるということです。十分な能力がある掃除機が自動で掃除してくれるのですから最高としか言いようがありません。

Good:専用アプリの完成度

最近の家電製品では必須の機能となっている専用アプリですが、その完成度の高さもルンバの長所の一つです。

掃除の開始から終了の報告、掃除履歴の確認、タイマーの設定、ダストボックスの清掃時期やエラーの通知、掃除する部屋の指定などあらゆることがスマホの専用アプリで行うことができます。

十分な吸引力と本体に触れずに部屋中を隅から隅までキレイに掃除してくれるルンバ i7は、ロボット掃除機として早くも完成の域に達したと言っても過言ではないでしょう。

Bad:本体サイズ(横幅)が大きい

そんなルンバ i7ですがまだいくつか欠点もあります。本体サイズ(横幅)の大きさはそんな欠点の中の一つです。

狭い寝室を埋め尽くすクイーンサイズのベッドを置いている我が家ではベッドと壁の隙間にルンバが進入できず、隙間と隙間の向こうの空間は自分の手で掃除しなければならないのです。

もう少しだけルンバの本体サイズが小さければと惜しい部分です。もちろん狭い寝室にしか住むことができない私の年収の低さが本当の問題なのは理解しています。

Bad:埃は取れるが汚れは取れない

多くの人に伝えたい点です。メーカーであるiRobotがルンバとブラーバという2種類のロボット掃除機をラインナップとして揃えていることが当項目の証明です。

汚い画像なので決して拡大しないでいただきたいのですが、下記の写真はルンバが掃除した後に2LDKの全部屋を拭き掃除したクイックルワイパー ウエットシートの画像です。

髪の毛や埃は少ないですが、汚れは除去されていないことがよく分かるかと思います。ルンバは汚れではなくゴミや埃を取る機械なのです。ルンバがあれば全てが解決するわけではないのでご注意ください。ルンバはディズニー映画に出てくる魔法の家電ではありません。



ルンバで掃除した後に使用したクイックルワイパー ウエットシートの裏面

ただ、ご存知のように掃除機をかけずに掃除した後のクイックルワイパーの裏側はこんなに余白は存在しません。もっとゴミや埃の塊が団子のようにくっついています。

この画像を見て「スイッチを押すだけでここまで綺麗になるなら十分」と割り切ることができる人もいるでしょう。完璧ではないが十分な掃除能力があるのは間違いありません。

なお、拭き掃除に関してはブラーバよりもPanasonicの床拭きロボット掃除機「ローラン」 MC-RM10が良さそうです。雑巾がロールする機能はぜひ試してみたいです。

Bad:割高な価格

割高な価格もルンバ i7の大きな欠点です。確かにロボット掃除機としてすでに完成の域に達している逸品ですが、10万円近い販売価格に見合った価値があると言い切ることができないのです。

上記の通り、汚れを取るためにはクイックルワイパーを使う必要があるので、最初からクイックルワイパーを使う方が効率的だとの結論に至るのは自然なことでしょう。

ただ、ペットの毛、髪の毛、子供の食べかすなどの掃除のため、毎日ルンバを利用する必要があるのであれば10万円という価格も正当化できるかもしれません。

Bad:段差の認識ができない

姉がルンバに興味があるとのことで貸し出したところ、マンションの玄関の框でルンバi7が落ちてしまう、との連絡がありました。まさか最新の掃除機が段差を認識できないとは思いませんでした。ブラーバはしっかりと段差を認識するのにどうして最新機種で劣化するのか理解できません。

最新のマンションはバリアフリーで玄関の框も無くなっていますが、古いマンションや戸建ての場合は付属のレーザーバリアーでルンバが段差から落ちないように配慮する必要があります。

総評

オススメ度(☆☆:星2つ、特定の人にオススメ)

今回レビューしたルンバi7はロボット掃除機として完成の域に達した逸品です。初期設定さえ済ませればあとはボタンを押すだけで部屋中を掃除してくれるのです。おまけに掃除機としての能力も十分です。

「ルンバを使ったらもうルンバなしの生活には戻れない」というセリフを言う気持ちも分かる気がします。まさに夢のような家電と言っていいでしょう。

しかし、ルンバはゴミや埃を除去する機械であり、床にこびりついた汚れは綺麗にしてくれません。拭き掃除は別にやる必要があります。そして、拭き掃除をするなら最初から拭き掃除をしてしまった方が効率が良いという結論に至ってしまうのです。

10万円は19年分のクイックルワイパー

さらに、10万円という価格がこの結論をより強固なものにします。最新のクイックルワイパー 立体吸着ウエットシート ストロングが1枚あたり43円ですから2,325枚も購入することができます。3日に1回掃除するとしたら19年分に相当します。

要するに私のように10分もあれば部屋中をクイックルワイパーで掃除できてしまう狭い部屋に暮らしている人にとっては10万円は高過ぎるおもちゃでしかないのです。

家族がいる家庭でも不要

Twitterのツイートをご覧になった読者の方から「忙しい共働きの子育て世帯にとってはルンバ i7は頼りになる相棒になりますか?」という質問が届きましたので回答いたします。

人手となる家族がいる家庭にこそルンバは不要です。夫婦二人で一緒に掃除をすればいいだけだからです。お手伝いができる子供がいるならなおさらです。子供に掃除の手伝いをさせることの大切さは言うまでもないでしょう。

もし、夫が掃除を手伝ってくれないのであれば、夫婦の関係性を見直すことが先決です。子供が掃除を手伝わないのであれば家庭の教育の問題です。ルンバとは一切関係ありません。

広い部屋に住んでいる人にはオススメ

以上のように人の手で掃除ができない広さの部屋に住んでいる人だけがその恩恵を十分に受けられるのがルンバ i7です。

以前の私みたいに80m2強の部屋に一人暮らしをしている場合や120m2以上のペントハウスにお住まいのご家庭であれば強くオススメできます。ルンバ i7は頼もしい相棒になること間違いなしです。

掃除機とクイックルワイパーで十分

反対に70m2の部屋に住むご家族や40m2の部屋に一人で住んでいる方、つまり普通の人にとってはルンバ i7は無用の長物です。夫婦どちらかが掃除機をかけたあとに、もう一方がクイックルワイパーをかければ15分もあればでピカピカのお部屋になります。

子供がお手伝いできればもう最高でしょう。週末に家族で行う掃除は麗しい記憶の断片になるはずです。それにルンバを購入しても掃除機は必要なのです。布団の掃除や排気口のフィルターの掃除など使い道があるからです。ならばすでに手元にある掃除機とクイックルワイパーで十分ではないでしょうか。

また、掃除機はエレクトロラックスの安いやつで十分です。レビューもしたダイソンも悪くはないですが値段が高すぎるのでお勧めできません。下記の掃除機とクイックルワイパーがあれば普通の家庭の掃除は十分こなせるはずです。

自動ゴミ収集機「クリーンベース」は不要

ここまで読んでもルンバ i7を購入したいと考える方もいるでしょう。広い部屋に住む人にとっては間違いなく価値がある家電だからです。その場合、自動ゴミ収集機「クリーンベース」の有無が気になるはずです。

私は自動ゴミ収集機「クリーンベース」なしのバージョンを購入したのでなんとも言えませんが、自動ゴミ収集機「クリーンベース」なしで不満を感じません

ダストボックスは5回程度のゴミであれば保持できる大きさがありますし、何よりゴミ捨てのタイミングをアプリが教えてくれるのでダストボックスが満杯で綺麗に掃除されなかった、ということがないからです。

基本的には値段が3万円以上も増えますし自動ゴミ収集機「クリーンベース」は不要でしょう。毎日ルンバを稼働させて、かつゴミが多い家庭のみ選択すればいいと思います。

終わりに

お疲れ様でした。このレビューがルンバ i7を検討されている方の判断の一助になれたのならこれ以上の幸せはありません。気になることがあればコメント欄から遠慮なくご質問くださいね。

それでは、最後までお読みいただき本当にありがとうございました。次回レビューはバーミキュラ ライスポットミニになります。とんでもないダメ家電なので名刀正宗級の切れ味のレビューになりそうです。お楽しみに!!

3 件のコメント

  • ルンバ、購入検討中です。

    マンション検討していてこのサイトにたどり着きました。
    とても面白く、視点も鋭く、愛嬌とユーモアも溢れ、楽しく拝読しています。
    ありがとうございます。これからも待っています。

    さてルンバです。
    ゴミを回収してくれるのはよくわかりました。
    女子としては、気になるのはメンテナンスです。
    ゴミ回収の後、洗ったりするんですか?
    ちなみにマンションだと詰まるので、ゴミが出るものの洗うものは大変で。
    いちいち汚れたバケツの中身をトイレに捨てなくては行けません。

    定期的なメンテナンスの頻度も含め教えてください。

    • ブログをご覧いただきありがとうございます。こうして楽しくブログを読んでくれる方がいるかと思うと記事を書く気力が湧いてきます!!

      さて、ルンバのメンテナンス性についてです。ゴミ捨ての際に毎回ダストボックスを洗う必要はありません。ダストボックスは水洗い可能なので、異様に汚れたりどうしても取れないゴミがダストボックスに詰まったら洗えばよいでしょう。メンテナンスの頻度は普通のコードレス掃除機と同じとお考えください。掃除機のメンテナンスが面倒でなければ煩わしくはないはずです。

      家電レビューは想像を絶する不人気なカテゴリなのでコメントをいただけてとても嬉しいです。当ブログをこれからもよろしくお願いいたします!!

  • ご返信、ありがとうございました。

    メンテナンスは、
    普通のコードレス掃除機と同じくらいなのですね!

    私はそのメンテナンスが苦手で
    ダイソンを持っていても結局日立の
    紙パック式の掃除機に戻ってしまう有様です。

    ブラーバが優秀だったのでルンバも!と夢抱き、
    少しでも時短になるなら!と思い、購入するかどうか悩んでいました。

    が決断できました。
    やっぱり掃除機プラス、クイックルワイパープラス、ブラーバで頑張るとします。

    親切な返信、ありがとうございました!
    これからも記事、楽しみにしています!

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